Works 184

多様な働き方時代の人権

2024年06月発行

特集



●Section1 「ビジネスと人権」後進国日本の課題
広がらない日本企業の従業員への人権意識
高収益の裏に潜む人権リスク 人権対応は経営の最優先事項に
人権への取り組みは無意識の差別の存在を前提に
「差別されない権利」を守るには 一人ひとりの心の内と向き合うこと
労働法は時代に合わせて進化してきた
Column:企業人にはリーガルマインドが必要だ
労働組合=正社員団体の限界 男性社員の雇用優先で見逃されたもの

●Section2 多様化する働く人の人権課題
男女の社会的分業がもたらす間接差別
企業は今こそ転勤制度見直しを人材多様化、社員とは意識ギャップが拡大
非正規化が加速するエッセンシャルワーカー 不公正を改善し低成長を断ち切る
不安定雇用に給与格差…… 声上げ始めた非正規公務員
「口約束」の契約トラブルを回避 フリーランス新法で何が変わる
Column:個人のスキルや能力はどこまで会社のものか
Column:芸能従事者が苦しむ人権侵害への取り組み
もはや賃金競争力もない日本 外国人に魅力的な職場にするには

●Section3 “職場”の不公正を許さない改革の現場
働き手のED&Iを実現し人権を守る パートを正社員化、全ポストを公募/イケア・ジャパン
「業界みんなで取り組みを」人権を学ぶ機会を創出/三菱地所
あらゆる情報を可視化してフェアな取引を実現する/ココナラ
企業と就労困難者の新たな協働モデル 真のインクルーシブ社会を目指す/VALT JAPAN

編集長まとめ:多様な人たちと働く時代には 「人としてどう行動するか」という原則への理解を/浜田敬子(本誌編集長)

連載

FROM EDITORS
本誌に掲載されているデータは2024年05月22日現在のものです。