HR Technology Trends

世界の人事が注目する「HRテクノロジー」とは何か。 インターネットの急速な進展によって、リクルーティング分野では1990年代後半からサービス市場が成長を遂げ拡大した。紙媒体が減少し、2000年には既に約4万件の求人・求職サイトが存在していたが、以降も採用テクノロジーの活用を中心に進化し続け、専門サービスが急増している。このHR(Human Resource)領域における採用テクノロジーの活用は、「HRテクノロジー」と呼ばれ、いまや一大産業として認められるようになった。
ここでは、約14万件といわれる「HRテクノロジー」について、グローバルセンターの調査を基に、労働市場のバリューチェーンごとに代表的なサービス分野を28種類に大別し、注目されるサービスを紹介する。近年の傾向ではソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)との連動も多く、日本では馴染みのない進化モデルも存在する。また、人事責任者に対して行った「HRテクノロジー」の認知度調査や、専門家や有識者へのインタビューも行った。 

村田弘美(グローバルセンター長)
鴨志田ひかり(客員研究員)
杉田万起
デヴィッド ・クリールマン(クリールマン・リサーチCEO)
ジェリー・クリスピン(CareerXroads 共同代表、SHRM理事)