「週休3日」で働く

週休3日制(週4日勤務)は、ニューノーマルとなるのか。
日本の歴史を振り返ると、40年のスパンで週休1日から週休2日へと働き方が変わっている。テレワーク・リモートワークを導入する企業が半数を超えるなど、昭和の働き方から令和の暮らし方、働き方へと変わる流れが起こっている。週休3日制もこれからの働き方の1つの選択肢になるのだろうか。

2022年3月に上梓した『「週休3日」で働く-世界各国に広がる週4日勤務制・トライアル事例-』では、15カ国で実施しているトライアル事例とその評価、また13カ国57社のさまざまなカタチの導入事例について紹介した。日本においても、大手メーカーが制度の導入を決定したことから、広く議論されるようになった。週休3日制には賛否両論あるが、実際には、各企業が導入する週休3日制はさまざまで、4つのタイプに大別される。
本コラムでは、萌芽事例として、実際に導入した企業にインタビューを行い、導入目的、対象者、期間、報酬、メリット、デメリット、導入による効果や従業員の方々の反応などを伺った。

村田弘美(グローバルセンター長)