主任研究員
辰巳 哲子
Satoko Tatsumi
- プロフィール
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研究領域は、キャリア形成、大人の学び、対話、学校の機能。『分断されたキャリア教育をつなぐ。』『社会リーダーの創造』『社会人の学習意欲を高める』『「創造する」大人の学びモデル』『生き生き働くを科学する』『人が集まる意味を問いなおす』『学びに向かわせない組織の考察』『対話型の学びが生まれる場づくり』を発行(いずれもリクルートワークス研究所HPよりダウンロード可能)
株式会社リクルート入社後、組織人事のコンサルティング(組織活性化、人事制度設計、人事制度変更に伴う企業内研修の作成)に従事した後、キャリアカウンセラー養成に携わる。2003年4月より現職。学校や企業との共同研究、外部講演、文部科学省にて委員を務める。博士(社会科学)。
Chief researcher, Recruit Works Institute, Recruit Co.,Ltd.. She specializes in career development, adult education, career education, and school management. Recent studies focus on adolescent transition, such as “What kind of high school experience impact on university drop out”, “Experience in junior high school affecting high school creative learning” She received MS psychology and PhD in Sociology of Education.
She is also in charge of sociology of education at Aoyama Gakuin University.
論文(単著)
- 「主観的仕事ウェルビーイングの 規定因についての探索的検討」Works Discussion Paper 46(2021)
- 「進路指導からキャリア教育への「移行」はどのようにおこなわれたか ―活動内容・組織体制に着目して―」『Works Review』Vol.13(2018)
- 「働くイメージが上手く持てない理由」『Works Review』Vol.12:p82-91(2017)
- 「大学適応に影響する高校時代の経験」『Works Review』Vol.11:p34-43(2016)
- 「高卒就職者における高校時代の経験学習に関する探索的研究」『人間文化創成科学論叢 』Vol.17 p.153-161(2016) 紀要論文
- 「大学中退後のキャリアに影響する大学入学以前の経験」『Works Review』Vol.10:p6-15(2015)
- 「専門家の才能開花プロセスにおける介入」『Works Review』Vol.9:p8-19(2014)
- 「国内の外国人顧客にうまく対処できる,高卒就職者の特徴についての考察」『Works Review』Vol.8:p50-61(2013)
- 「成績とキャリア探索行動の関係」『Works Review』Vol.8:p128-131(2013)
- 「環境変化に適応できる、高卒就職者の「初期条件」の検討」『Works Review』Vol.7:p64-75(2012)
- 「キャリア教育を通じた生徒の成長ー3年間の縦断調査による自己効力感の変化ー」『Works Review』Vol.6:p74-85(2011)
- 「生徒のニーズ別キャリア教育の展開方法の差異に関する考察」『Works Review』Vol.5:p152-165(2010)
- 「体系的なキャリア教育がおこなわれるための条件ーカリキュラムマネジメントの観点からー」 『Works Review』Vol.4:p48-59(2009)
- 「キャリア教育における学校組織の構造ー香港のチームアプローチについての考察ー」『Works Review』Vol.3:p236-247(2008)
- 「キャリア教育の体系化プロセス」『Works Review』Vol.3:p248-251(2008)
- How can graduates cope with foreign customers in the country?:Exploring their experience in high school.『Works Review』Vol.8:p50-61(2013)
- Relation between academic achievement and career exploration 『Works Review』Vol.8:p128-131(2013)
- Articles The impact of initial conditions for rural high school graduates adaptation to enviromental change 『Works Review』Vol.7:p64-75(2012)
- The impact of 3 years Career Education in a high school; A longitudinal research of Life Career Self-Efficacy 『Works Review』Vol.6:p74-85(2011)
- Consideration Concerning Difference of Method of Developing Career Education in High School According to Students’ Needs 『Works Review』Vol.5:p152-165(2010)
- The conditions for a structural career education to be performed:Analysis on Curriculum Management Structure at Lower Secondary school 『Works Review』Vol.4:p48-59(2009)
- Case introduction Systematize the methods of life skills development: Discussion about team approach in Hong Kong secondary school 『Works Review』Vol.3:p236-247(2008)
- Systematize the methods of career education in high school 『Works Review』Vol.3:p248-251(2008)
論文(共著)
- 北村雅昭; 辰巳哲子. ミドル期の挫折と持続可能なキャリア ーキャリアショックの視点からー. Works Discussion Paper, 2024, 73: 1-16.
- 高田治樹; 辰巳哲子. 集まる機会が個人の適応に及ぼす影響の検討―熟達段階による調整効果に焦点を当て―. Works Discussion Paper, 2023, 72: 1-16.
- 田村知子・根津朋実・松本明日香・谷伊織・杉本英晴・辰巳哲子・寺岡香那子他,「全国学力・学習状況調査の学校質問紙の開発―新規の測定領域の探索的検討―」, 大阪教育大学紀要,2021
- 高田治樹・辰巳哲子,「学習行動の変化の探索的検討―学習行動がキャリア意識に及ぼす影響を含めて―」,第16号,キャリアデザイン研究,2020
- 高田治樹・辰巳哲子,「転機による心理的変化がキャリア意識に及ぼす影響の検討」,『リサーチペーパーWorks DP』,vol.30,リクルートワークス研究所, 2020
- 高田治樹・辰巳哲子,「社会人の学習行動尺度ならびに学びへの態度尺度の作成と相互関連性の検討」,『リサーチペーパーWorks DP』,vol.22,リクルートワークス研究所, 2019
学会発表等
- キャリアデザイン学会20周年記念!関西支部 第11回 研究大会 「ミドル期の挫折と持続可能なキャリア-キャリアショックの視点から-」北村雅昭(大手前大学経営学部)・辰巳哲子(リクルートワークス研究所)2024年3月
- 『集まる意味を問いなおす』組織学会年次大会「職場の今とこれから」2023年10月
- 時空を超えた自律的な働き方を促すための挑戦,日本キャリアデザイン学会 第18回研究大会・総会 学会主催シンポジウム,2022年9月
- キャリア教育政策の変化が工業高校に与えた影響 ,日本キャリア教育学会,第42回研究大会,2020年10月(研究大会優秀発表賞)
- 高校キャリア教育の効用に関する研究「働く意欲」の向上に着目して,日本教育工学会 第34回全国大会,2018年9月
- 高校での「自ら課題を設定する活動」に影響する中学時代の学習経験 -縦断調査の結果から- ,日本キャリア教育学会第39回研究大会, 2017年10月
- キャリア教育の効用の規定因 - 日本キャリア教育学会第38回研究大会, 2016年10月
- Evaluation of the impact of career planning program on the students in Japanese high school,第三屆兩岸四地學校輔導國際學術研討會,2016年7月
- High school curriculum on fostering basic skills at workplace , IAEVG International Conference, September 18-21, 2015
- キャリア教育の推進に影響を与えるカリキュラムマネジメント要素の検討-全国の中学校に対する調査分析結果から- キャリア教育研究,31巻2号(2013)
- New Directions for Career Guidance and Japanese Youth CAREER DEVELOPMENTS, NATIONAL CAREER DEVELOPMENT ASSOCIATION,27(1):16-18 Winter(2010)
所属学会
- 日本キャリア教育学会
- 日本キャリアデザイン学会
- 日本教育社会学会
- 日本教育工学会
著書
共著
- 「キャリア形成における高校の機能を考える」『日本キャリア教育事始め』第2章.風間書房,2023.
- キャリア・カウンセリングエッセンシャルズ 400: 日本キャリアカウンセリング協会,2022.
- 『キーワード キャリア教育: 生涯にわたる生き方教育の理解と実践』 北大路書房, 2016.
執筆・講演等
講演・研修
- 社会福祉法人 全国社会福祉協議会,全国地域包括・在宅介護支援センター協議会「生き生き働くということを考える」(2024)
- 人的資本みらい会議 学びでひらく、人口減少社会「日本人は学ばない」は変わるのか?パネリスト(2023)
- ちよだ生涯学習カレッジ,学びのマネジメント~学び方のバリエーションや自らの学びをマネジメントする方法を学ぶ(2023)
- 法政大学キャリア教育研究会,高校キャリア教育の役割―働く意欲・大学適応の観点から(2023)
- 21世紀学び研究所『人生100年時代の大人の学び』(2018)
- 先生の学校『2030年学びは『創造』になる~学習テクノロジーが変える未来の学び~』(2018)
- 神奈川県「人生100歳時代の設計図」を考えるフォーラム パネリスト(2018)
寄稿
- 学びの質的な変化を支える大学教育の役割,リカレント教育の新動向,『IDE現代の高等教育』,2024年5月号
- 自ら学ぶ個人をつくる、意図的な「対話の場」の創出,『日本と世界の課題2024―転換点を迎える日本と世界』,NIRA総合研究開発機構,2024年1月
- 学びの主導権を取り戻す「学び直し」ALPS ,地域社会ライフプラン協会,2023年7月号
- 「若手社員の「創造性」に期待する前に、管理職が今すぐに変えた方がいいこと」(ビジネスインサイダー2023年5月16日)
- 学びに向かわせない職場になっていないか,『日本と世界の課題2023―歴史の転換点に立ち、未来を問う』,NIRA総合研究開発機構,2023年1月
- 大人の学びをひらくカギは「学びたくなる職場をつくること」,『企業と人材』,2022年8月号
- 学びの主導権を取り戻す大人たち~大人の学びのいま・未来 ~ 『マーケティングホライズン』,日本マーケティング協会,2022年7号
- わたしの構想第52号(職業訓練・リカレント教育を「生涯学習」に位置づけよ)
- Positioning Vocational Training and Recurrent Education as "Lifelong Learning"
- 社員の持ち味が生きる「最強の職場」をつくる、ある重要なこと (ビジネスインサイダー 2020年11月12日)
- キャリアの「絶対にこれは手放せない」を知るための8つの手がかり(ビジネスインサイダー 2020年6月24日)
- 英語、パソコン、資格……飛びつく前に今、学ぶべきもっとも重要なスキルとは(ビジネスインサイダー 2020年5月3日)
- 日経ライフスタイル「デキる大人はこう学ぶ」(2018)
- 学び上手の決め手は「後輩力」 失敗や変化を恐れるな(NIKKEIリスキリング 2018年11月3日)
- 「自分を知る」が学びの基礎 フィードバック求めよう(NIKKEIリスキリング 2018年10月20日)
- 必要なときにIT駆使 幸福感高める新しい学びとは(NIKKEIリスキリング 2018年10月6日)
- ネット時代の学び、覚えるより「発信」で深める(NIKKEIリスキリング 2018年9月22日)
- たった17字で分かる あなたが「働く意味」(NIKKEIリスキリング 2018年18年9月8日)
- News Picks
- ワーク・アズ・ライフ時代到来で、エリート像が激変する 2018年4月2日
- 【完全図解】テクノロジーで変わる「ニューエリート」の条件 2018年4月2日
- 「自主的な学び行動をする社会人の特徴とは何か」『カレッジマネジメント』 vol210: p11-14. (2018)
- 世界の学力調査-香港における学力調査『SYNAPSE』, vol56:p40-43(2017)
掲載メディア
- 大人の留学 社会人に学びが必要な理由,留学ジャーナル,2024年5月号
- 変化を楽しみながら、「働く自分」の舵を取る,特集2入社一年目のキャリア手帳,『理念と経営』2023年4月号 岐阜県教育委員会との共同研究(2003-2005)
- リクナビNEXTジャーナル「10年後の自分」どうイメージする?着手しやすい中長期的なキャリアプランの立て方 2023.7.18
- 三菱地所リアルエステートサービスOffice Journal vol.40「働く場をもう一度見つめ直そう」.2023.3.10
- リモート環境で激増 あなたの会社の「薄い会議」を無くそう 2023.1.13
委員等
- 2024 鹿児島県職員の人材育成に関する有識者会議 委員
- 平成28年度「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」専門委員(2016-)
- 21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)研究会委員(2016-)
- 教育振興基本計画の分析に係る調査研究検討委員会委員(2016)
- 中央教育審議会 キャリア教育・職業教育作業部会委員(2009-2012)