「働く×生き生き」を科学する
下がり続ける仕事のやりがい……達成感や充実感の低さ……。働き方改革が進む裏側で、個々人のモチベーションに関する問題は、40年近く放置され続けたままである。
この問題に向き合い、どうすればそれぞれ異なる「私」という個人が活き活き働けるのか、欠かせざる要素や手立てについて研究的に解明していく。
コンテンツ
第1章 問題意識:生き生き働くことについての事実。
第2章 研究探索:「生き生き働ける」人とは?組織とは?
第3章 仮説生成:1600人の記述に現れた事実
第4章 論点提示:個人としてできること、企業だからできること
第5章 分析報告:働きがいの実態調査2020 報告書
第6章 総合報告:「働く×生き生き」を科学する 報告書
第7章 未来提言:Coming Soon
第8章 研究展開:今後の「働く×生き生き」研究に向けて
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第1章 問題意識 生き生き働くことについての事実。
働く場所や働く時間が多様になる中、個人の「働く意識」についてはこれまで放置されてきていました。私たち日本人がこれまでにどのような「働く意識」で働いてきたのか、「働く意識」の問題はどこにあるのかをデータから読み解きます
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第2章 研究探索 「生き生き働ける」人とは? 組織とは?
人が「生き生きと働く」とはどのような状態か。そのために何が必要か。様々な分野の専門家たちに、その研究視座から「生き生き働く」像を語っていただく。
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第4章 論点提示 個人としてできること、企業だからできること
「私」が生き生き働く方法は、私にしかわからない。でも自分だけでは実現できない。 生き生き働くために「個人」と「企業」それぞれにできることについて、ディスカッションのプロセスを報告する。
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第8章 研究展開 今後の「働く×生き生き」研究に向けて
職場には、人生の中心に仕事を置く人もそうでない人もいます。多様な「生き生き働く」はどうすれば実現できるのでしょう。日米のウェルビーイング研究にかかわった著名な研究者の方たちに、「生き生き働く」研究についてコメントをいただきました。
報告書・論文
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第3章 仮説生成 1600人の記述に現れた事実
ワークス研究所では、20代から60代の1600名の働く個人を対象にした自由記述調査を実施した。調査結果から見えてきた、多様な「生き生き働く」要素を報告する。
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第5章 分析報告 働きがいの実態調査2020
「働きがいの実態調査2020」は、1万人の働きがい調査結果の分析報告書である。多様な「生き生き働く」状態を構成する構成要素、「生き生き働く」に影響する要因、さらに「生き生き働く」ことの心身への影響を、多変量解析の結果を基に報告する。
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第6章 総合報告 「働く×生き生き」を科学する 一人ひとりが生き生きと働ける次世代社会の創造を目指して
働き方改革の次は、働きがいの改革だ。「私の」働きがいは何か、どうすれば「生き生き」働けるのか、1万人の個人への調査結果から、働きがいの8要素、働きがいに影響する要因、自分の働きがいを明らかにする方法を科学的に解明し、紹介する。
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グループ関連調査「働く喜び調査の7年間報告書」
多様化する望ましい働き方について、「個人の働く喜びの拡大」の視点で、2013年から7年間の調査結果をまとめた報告書。自分で「働く喜び」を増やす方法についてデータから明らかになった結果を基に解説している。
プロジェクトリーダー
プロジェクトメンバー
- 奥本英宏(所長)
- 石川ルチア(アソシエイト)
- 奥ノ木辰哉(研究員)
- 岡田苑子(アシスタント)
- 筥﨑恵美(アシスタント)
- 谷伊織(愛知淑徳大学)
- 荻原美佳(編集・ライティング)