十人十色のキャリア選択を支える社会
不確実性が高まり、個人の希望も多様化する時代。キャリアの道筋が固定的な社会から、誰もがその時々の自分にフィットした選択ができ、十人十色の人生とキャリアにあふれる社会への転換が不可欠だ。多様な選択を阻む要因とその構造を明らかにし、個人を支える新たな社会の仕組みを提言する。
コンテンツ
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問題提起 多様な生き方・キャリアの選択はなぜ難しいのか
ワークスタイルやライフスタイルが多様化しているにもかかわらず、日本ではいまだに、仕事とプライベートの活動を自由に組み合わせることが難しく、キャリアの選択肢も限定的である。十人十色のライフキャリアが実現しにくい背景を「社会の構造」から考えるとともに、識者のインタビューから更なるヒントを探っていく。
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兆し発見 キャリアの共助の「今」を探る
働く人に居場所や成長の機会、一歩踏み出すきっかけをくれる「キャリアの支え合い」は、個人のキャリア自立を促し、企業や地域の発展にも関わる。先駆者から聞いた、その可能性や広がりのヒントを紹介する。
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未来創造 キャリアの共助が広げる、働き方の可能性
日本には働くことを巡る様々な問題が残されているが、共助はそれらに解決の糸口を提供する。地域の発展や多様な人材の活躍に関わるテーマ別に、共助の可能性を明らかにする。
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シンポジウム動画・報告 「つながりの時代ーキャリアの共助が未来をひらくー」
『つながり』と『キャリアの共助』をテーマに、2021年7月に開催した全3日のシンポジウム。DAY1「企業社会のゆらぎとキャリアの孤立は「共助」で越える」、DAY2「新たな人事施策「アルムナイ」と「職業コミュニティ」」、DAY3「地方を元気にする「オンライン関係人口」と「非営利の仕事」」、それぞれの研究報告資料と、当日の映像を公開する。
報告書・論文
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「つながり」のキャリア論 希望を叶える6つの共助
企業社会が揺らぐなか、日本では個人がキャリア選択の面で孤立し、次の一歩を踏み出しにくくなっている。本報告書では、国内約4000人の調査、内外事例研究をもとに、誰もが希望の働き方や生き方を選択できる社会への突破口としての「キャリアの支え合い(共助)」に焦点を当てる。
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【データ集】働く人の共助・公助に関する意識調査
日本型雇用が大きく揺らぐなか、個人にはキャリアの自立が求められるようになっている。個人の多様な選択を支えるものは何かを明らかにするために、キャリアや人生の選択、生活時間の配分、仕事の展望と、キャリアに関する共助や公助の保有状況との関わりについて調査を行った。