パート・アルバイトの賃金上昇を起点とした人材戦略
人手不足や最低賃金の引上げに伴い、パート・アルバイトの人材活用は岐路を迎えている。賃金の引上げは、企業経営を圧迫する要素にもなりうるものの、従業員がいなければ経営は成り立たない。本研究は、賃上げによる人員充足への効果や賃上げとともに考えられる企業施策に焦点をあて、パート・アルバイトの人材戦略を考える。
コンテンツ
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パート・アルバイトの現状を把握する
本プロジェクトでは、賃上げが採用や定着にどのくらい効果があるのか、賃上げとともに検討すべき施策とは何か、賃金を巡る経営的課題を論じていきます。その導入として、パート・アルバイトを中心に、労働市場の現状を把握します。
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データ分析からみえる、賃上げの効果と店舗運営
「賃上げをすれば、採用に有利になり、従業員の定着にもつながる」というのは、当たり前かもしれません。しかし、本当に賃上げに効果があるのか、効果があるとすればどれほどの大きさか、実はそれほど明らかにはなっていません。人事データをもとに定量分析し、賃上げの効果を検証します。
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先進各社に聞く、賃金上昇時代の人材戦略
賃金が上昇しています。企業にとっては賃金上昇は人件費高騰につながることから、経営戦略そのものを変えなくてはいけません。賃金上昇時代の企業の人材戦略を探ります。
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賃金上昇が企業活動に与える影響を探る ―有識者へのインタビューを通して―
近年広がりを見せている賃金の上昇ですが、賃金水準の上昇は企業活動に今後様々な影響を与えると見込まれます。有識者に話をうかがいながら、経済学や経営学の観点から賃金上昇が与える影響を明らかにしていきます。