「新しいキャリア論」を考える
個人のライフスタイルが多様化する一方、日本の労働時間は縮小傾向にあり、人生のうち仕事が占める時間的・心理的な割合は低下しつつある。個人と会社の関係性も変わらざるをえず、不安や戸惑いの声が聞かれるようになった。私たちは新たな職業社会にどう向き合えば良いのか。これからの職業人生を豊かに過ごすため、誰かが意思決定をはじめる「補助線」となりうるエビデンスを提示する。
コンテンツ
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新しいキャリア論の“仮説”たち
ライフキャリアの在り方が多様化するなかで、プレ調査から見えてきた現状。各研究員が注目する点にも大きな広がりがある。これからの職業人生を豊かに過ごすため、誰かが意思決定をはじめる「補助線」となりうる仮説たちを紹介する。
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ワークス1万人調査からみる しごととくらしの論点
「ワークス1万人調査」は20歳から69歳までの就業経験のある人すべてを母集団としたライフキャリアに関する調査である。仕事と生活のあり方や課題、より良いライフキャリアのためのポイントについて掘り下げていく。
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深化するキャリアデザインの”補助線”
職業人生において個人が求められる意思決定が増えるなか、十人十色のライフキャリアを考えるための材料は十分ではない。私たちは、個人の意思決定を支えるための「補助線」を掘り下げていく。
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あらたな労働観の地平
中国で話題になった「寝そべり族」は、生活レベルを下げてもよいので頑張らないという特徴を持つ。日本に目を向けてみると「仕事に求めるものは何もない」「できるだけ経験したくない」「手の届く範囲で行動したい」という労働観を持つ人がいる。彼らは何者なのか。その実体に迫る。
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「仕事に何も求めない」彼らは何者か
自分らしく生きることや、何者かを問われ続ける時代。そんな社会の中で、「仕事に求めるものは何もない」、「感情を動かすことはしんどい」と答える若者たちがいる。彼らの仕事観、キャリア観をキャリアカウンセラーとともに考える。
報告書・論文
プロジェクトリーダー
プロジェクトメンバー
- 大嶋寧子(主任研究員)
- 坂本貴志(研究員 / アナリスト)
- 辰巳哲子(主任研究員)
- 筒井健太郎(研究員)
- 橋本賢二(研究員)
- 武藤久美子(研究員)
- 谷本智子(アソシエイト)
- 菅原良枝(アソシエイト)