「社会リーダー」の創造
今、日本社会に渇望されている「社会リーダー」=新たな社会価値を創造し、人々の未来を豊かにすることを、自らの使命と自覚している人材。
本プロジェクトでは、社会リーダーの特性、輩出プロセスを解明し、彼らを数多く生み出すための社会システムを提言していく。
コンテンツ
-
慧眼との対話 『社会リーダー』をめぐる論点
成熟期を迎え、パラダイム転換が求められる日本社会。それは、多数の社会リーダーの出現が待望されていることに他ならない。 では、社会リーダーに必要な資質とはなんなのか。今、日本に社会リーダーが数多く輩出されていないとするならば、その要因は何か。そして、社会リーダーを数多く輩出していく上では、どのような社会システムの整備・再編が必要なのか。 社会リーダーを生み出そうとする、あるいは社会リーダーの実像をよく知る慧眼の士へのインタビューを通じて、「社会リーダー」をめぐる論点を浮き彫りにしていく。
-
インタビュー 『社会リーダー』の軌跡
人口減少、少子高齢化、格差の増大、サービス経済化、グローバル化......かつてない環境変化の中から次々と浮き彫りになる社会課題。その解決に向けて、政治、行政、大企業といった既存セクター以外から、新たな社会リーダーが生まれている。その潮流は、決して大きなものではないが、高度成長を果たし、国際社会に確かな地位を築いた1980年代から、始まっている。
-
開成・灘卒業生にみる「社会リーダー」になるための条件
東西を代表する超進学校――「開成」と「灘」。そこへの入学を勝ち取ることはかなり大変なことだ。しかし、開成と灘に入学したからといって、必ずしも社会に出てから活躍するとは限らない。まして、「社会リーダー」になる者となると、卒業生のなかの一部というところだろう。 では、開成・灘卒業生のなかの誰が「社会リーダー」になっているのか。高い認知能力を持っているという要素のほかに、どのような経験を積むことが、「社会リーダー」として開花することに結びつくのか。
-
歴史探訪 近現代日本の「社会リーダーたち」
-
グローバル 世界の『社会リーダー』創造メカニズムを探る
多くの「社会リーダー」の創造が期待されている日本。では、世界では、どうか。「社会リーダー」は、世界各国で次々と生まれているのだろうか。そして、生まれているとするならば、そこには、どのような創造メカニズムが存在するのか。教育機関、コミュニティ、ムーブメントなど、多様な観点から、世界の「社会リーダー」創造メカニズムを探索する。
報告書・論文
プロジェクトリーダー
プロジェクトメンバー
- 石原直子(主任研究員)
- 辰巳哲子(主任研究員)
- 村田弘美(グローバルセンター長)
- 石川ルチア(グローバルセンター)
- 荻野進介(works編集部)
- 濱中淳子(大学入試センター 准教授)
- 森千恵子(リサーチアシスタント)他