【製品解説】ソーシング・採用マーケティング領域
本コラムで取り上げたHRテクノロジー製品の中から、ここでは採用ステージ4段階のうち、【1】ソーシング・採用マーケティング領域で利用されている33の製品について解説する。
<アルファベット順>
・AmazingHiring ・Appcast ・CareerArc ・Dice ・Entelo ・Glassdoor ・Hired ・HiredScore ・Hiretual ・HiringSolved ・iCIMS TextRecruit ・Indeed ・LinkedIn ・LinkedIn Recruiter ・Mixmax ・Ongig ・Paradox ・Phenom People ・Prophet ・Recruitics ・RolePoint ・SmashFly ・Snagajob ・Stack Overflow ・Stella ・SwoopTalent ・Talemetry ・TalentBrew ・Talent Feed ・TalentNeuron ・Yello ・ZAPinfo ・ZipRecruiter
AmazingHiring
Facebook、Twitter、Google+、Instagram、Github、Stack Overflow、Kaggle、Behance、Dribbble、Google Playなど50以上のSNSやプロフェッショナル向けコミュニティサイトに掲載されているIT系人材のプロフィールや連絡先情報をまとめて検索できる潜在層の検索エンジン。職種名や必須スキル(C++、Pythonなど)、専門分野、国や都市名、経験年数、学歴、年功レベルなどの条件で絞り込み検索すると、該当する人材の一覧が表示される。ソフトウェアエンジニア、データサイエンティスト、UX・UIデザイナー、QAエンジニアなどを対象とする。Chrome拡張機能もある。
Appcast
広告枠を自動買い付けし、ターゲット層に適した広告を適切なタイミングで配信するプログラマティック求人広告サービスの代表的な会社。応募課金型のプログラマティック求人広告サービス「Exchange」を提供する。インターネット利用者の地域や職種別ネット閲覧データを収集・分析し、求職者がプライベートや仕事で頻繁に利用するジョブボード、ジョブボード・アグリゲーター、SNSなど約1万種類のサイト(Glassdoor、Indeed、Monster、Jobs2Careers、LinkUp、Snagajob、ZipRecruiter、XINGなど)を特定。その中からアルゴリズムで顧客企業がターゲットとする求職者層が多く利用するサイトを特定し、自動入札機能で各求職者に合った求人広告を自動配信する。2019年に欧州大手人材サービス会社StepStoneに買収された。
CareerArc
ソーシャルリクルーティング管理システム。SNSやモバイルおよびウェブプラットフォームへの求人情報の配信を自動化する。求職者がキーワードや職種、地域、または地図で求人情報を検索し、会社の理念などのメッセージ動画を視聴できる「Career」ページをFacebookの企業ページ内に開設できる。顧客はStarbucks、Whole Foods、American Airlines、P&G、Mastercard、Four Seasons、GE、UPSなど。アウトプレースメント(再就職支援)のテクノロジーソリューションも提供する。
Dice
テクノロジー関連職に特化した求人求職サイト。iOS開発、Java、Oracle、SQLといったスキルを持つエンジニアが主な対象。職種、都市、企業名、勤務形態、在宅勤務可といった条件で絞り込み検索できる。また、応募者のスキル、過去および現在の職種、希望のキャリアパスなどをもとに、AIで応募者と求人ポストの適合度を測定する自動スクリーニング機能「Candidate Match」を備える。Dell、Charles Schwab、Booz Allen Hamilton、Chaseなどの求人情報約8万2,000件を掲載。また約270万件の履歴書が登録されている。
Entelo
AIを活用した人材情報の検索プラットフォーム。GitHub、Facebook、LinkedIn、TwitterなどのSNSからクローリング技術で自動収集した潜在層のプロフィールが1ページにまとめて表示される。スキル、役職、就業先名、地域、経験年数、出身大学名などで候補者を検索できる。自社への転職者が多い企業に就業中といったカルチャーフィットの高さも示す。また、候補者の現在の就業先での勤続年数、そして人員削減、M&A、株価の下落、経営幹部の退職、企業レビューサイト上での従業員からの評価といった就業先に関する情報をもとに、90日以内に転職する確率が他よりも2倍高い候補者を抽出する機能も持つ。2012年に開設。Cisco、Genentech、Lyft、Netflix、NASA Jet Propulsion Laboratory、Northrop Grumman、Targetなど700社以上が利用。 2019年にSaaS型候補者エンゲージメントプラットフォームのConveyIQを買収した。
Glassdoor
現従業員や元従業員が給与や福利厚生、面接の内容など企業についての口コミ情報を投稿する企業のレビューサイト。世界190カ国の企業約90万社で働く従業員が投稿した約4,700万件の口コミ情報と約1,200万件の求人情報を提供している。2019年現在、米国、英国、スペイン、イタリア、インド、シンガポール、香港、ブラジルなど20の国や地域でローカル版サイトとアプリを運営する。
Hired
逆求人型のIT系採用プラットフォーム。求職者がサイトにスキルや職歴を含むプロフィールを登録すると、企業が当該の求人ポジションに求めるスキルをAIが推測し、候補者と仕事をマッチングし、企業に通知する。企業は面接したい候補者に給与提示額を含むオファーを出す。求職者はその内容を比較し、面接する企業を選ぶ。エンジニア、データアナリスト、UXデザイナー、プロダクトマネジャープロジェクトマネジャー、ネットワークアドミニストレーターなど50種類超の職種が対象。北米と欧州14都市の求人情報を掲載し、リモートワーク可の求人も扱う。顧客はPayPal、Dropbox、Shopify、Thomson Reutersなど。2019年に、コーディングの課題や実務に即したシミュレーションテスト、コーディング面接LivePadを提供するエンジニアのスキルアセスメント会社Pyを買収した。
HiredScore
ソーシング自動化ツール。 社内のATS、CRM、HCM(人材管理)システムと連携し、過去の応募者、潜在層、社員、ギグワーカーなど大量の人材データの中から、AI技術で関連性の高い候補者を見つけ出す自動ソーシング製品「Fetch」を提供。Fortune 500など大手企業の採用効率化、的確な人事異動や組織の活性化を支援する。
Hiretual
人材のソーシング、エンゲージメント、パイプライン構築の機能を1つにまとめた採用自動化プラットフォーム。AIが大量に集まる応募者を自動的に分類し、条件を満たす人材を特定しATSに、条件を満たさない応募者は潜在層プールに保存する「Intelligent Talent Pipeline」機能を備える。また、ユーザーが社内のATSやCRMに保存されている過去の応募者のデータをHiretualにインポートすると、AIがGitHub、LinkedIn、Stack Overflowなど約40種類のSNSに公開されている応募者の最新情報をもとに、データを自動更新する。
HiringSolved
AIを活用した採用自動化プラットフォーム。インターネット上のあらゆる場所から人材に関する情報を収集するソーシャルサーチ機能を備え、リクルーターやソーサーが理想とする履歴書をアップロードすると、それと類似した職務経歴やスキルを持つ候補者をインターネット上のデータから探し出してリストアップ。SNSアカウントとメールアドレス、電話番号などを1ページに集約して表示する。候補者の経歴確認や、その人物の人脈の中から他の適材を発掘する手段としても利用できる。地域、職種、必須スキル、学歴といった条件を音声で入力すると、顧客が持つ応募者データベースの中から条件に合った候補者を発掘する音声アシスタント「RAI」や、応募者の中からジョブデスクリプションに合った候補者を自動検索する機能も備える。また、「採用されなかった候補者全員にメールを送信」などと話しかけると、自動作成されたメールが一斉に送信される。メール開封率、クリック件数、登録解除件数といったデータを測定するアナリティクス機能もある。
iCIMS TextRecruit
Googleの自然言語処理および機械学習技術を導入した候補者エンゲージメントプラットフォーム。SMSやライブチャット形式で求職者と会話を自動的に行い、新着求人を送信したり、求人への興味やマネジメント経験年数などについて質問。応募条件を満たす候補者に面接日時を調整するリンクを送信できる。近日中にWhatsAppとWeChatにも対応予定。2018年に買収したTextRecruitの製品技術にもとづく。
Indeed
ウェブ上のあらゆる求人情報をまとめて検索できるジョブボードアグリゲーター。職種名、会社名、スキル、勤務地、雇用形態、検索対象サイト、想定年収、求人サイト名で絞り込み検索できる。登録された履歴書をもとに、企業側が自社にマッチする人材を検索できる機能もある。約60の国と地域でローカル版サイトおよびアプリを運営する。2019年に英国のプログラマティック求人広告プラットフォームClickIQの買収を買収した。
ビジネスに特化した大手SNS。世界の登録者 6億人超の履歴書が登録されている。求人・求職サイトとしても利用されており、求人情報の掲載件数は2019年5月時点で2,000万件を突破した。
LinkedIn Recruiter
LinkedInによる企業の人事・採用責任者やスタッフィング会社向けの採用管理機能。全ユーザーのプロフィールの高度検索(役職、業種、地域、スキル、会社名、会社規模、出身大学、卒業年、社会人経験年数、現職の勤続年数、過去の応募者、自社のフォロワー、転職活動に前向きといった細かいフィルタの設定が可能)と閲覧、求人広告の掲載、つながりのないユーザーへのメッセージ「InMail」の送信(毎月150回まで)、採用候補者の管理などが可能。利用料は年間8,999ドルから。
Mixmax
採用や営業担当者向けのメール編集システム。メール開封者の確認、メッセージのテンプレート、メール送信日時の予約、ワンクリックで会議などの日時調整ができる機能などを備える。メールの中にサーベイや投票アンケートなども埋め込むことができる。
Ongig
写真、動画、チャット、パワーポイント資料、地図などの機能を備えたインタラクティブな採用情報ページを制作し、SNS経由で求人情報をシェアするSaaS型採用ブランディングシステム。求職者が投稿した仕事内容や働き方などに関する質問やコメントにリクルーターが返信するチャット機能や、掲載する画像や動画を管理するコンテンツマネジメント機能も備える。全ページのメインビジュアルやロゴ、色、フォントなどを企業が自ら編集できる。求人情報のページビュー、応募者数、シェア件数、コメント件数を媒体別に確認できるアナリティクス機能もある。プロのライターが採用情報の文章をより説得力のあるものにリライトしたり、ナレーションやテキスト、BGMを含めた動画制作を代行したりするオプションサービスもある。Verizon Digital Media Services、Yelp、Autodeskなどが利用している。
Paradox
採用業務に特化したチャットボットのプロバイダー。AIアシスタント「Olivia」が、求職者からの様々な問い合わせに自動応答し、経験年数や希望の職種や資格の有無などを質問して、スクリーニングする。主要な条件を満たす候補者を、面接など次のステップへと自動的に誘導する。Google Calendar、Outlook、Office365などに入力されている面接担当者の予定表をもとに空き時間を把握し、候補者と自動チャットで面接日時を調整することも可能。HireVueやMontageといったビデオ面接システムにも対応する。60カ国でDelta Airlines、CVS Health、Thomson Reutersといった企業約150社に利用されている。
Phenom People
SaaS型のTalent Experience マネジメントプラットフォーム。候補者、従業員、リクルーター、マネジャーの体験向上を促進する製品を4種類提供する。「Candidate Experience: CX」では、マネジメント経験の有無や経験年数などをもとにスクリーニングしたり、電話による1次面接の日時調整などを行うチャットボット機能に加えて、セマンティック検索技術を用いたスマート検索などの機能も備えたキャリアサイトを制作できる。求人ページを閲覧した求職者の情報を記録し、求職者に合わせたコンテンツや求人情報を表示する。応募者は、各自専用のポータルから審査状況を確認したり、アラートの設定を変更したり、リクルーターに直接連絡できる。CRMの「Recruiter Exeperince:RX」では、キャリアサイトなどを経由して収集した候補者と応募者の情報を一括管理できる。特定の条件を満たす人材を地域やスキルなどをもとに検索し、求人や採用イベントの情報を自動配信する機能などを備える。顧客は、Microsoft、General Motors、Ford Motor Company、GE Appliances、Southwest Airlines、Whole Foodsなど。
Prophet
HiringSolvedの無料のChrome拡張機能。特定の人物について検索すると、メールアドレス、電話番号、Twitter、GitHub、Stack Overflow、Facebook、MeetupなどのSNSプロフィールなどの情報が一覧表示される。
Recruitics
企業、ジョブボード、スタッフィング会社向けプログラマティック求人広告ソリューションおよび採用マーケティングアナリティクスを提供。クリック課金型または応募課金型の大手ジョブボードやアグリゲーター(例:Indeed、Glassdoor、ZipRecruiter)などの中から、ターゲットとする求職者が就活で最もよく利用するウェブサイトに求人広告を配信。ユーザーが設定した「ニューヨークのPython開発者の求人に対する応募者数が10人未満の場合、Indeedの入札価格を1.50ドルに引き上げる。応募者数が20人に達した場合、入札を停止する」などの条件をもとに、広告を自動運用する。求人広告の閲覧数、応募者数、コンバージョン率、候補者のソースなどを解析する。利用する各ジョブボード(Indeed、LinkedIn、ZipRecruiter、Beyond、Jobs2Careersなど)の広告効果を一括比較できる「Analytics」サービスもある。
RolePoint
リファラル管理プラットフォーム。Google の機械学習機能「Google Cloud Job Discovery」を導入したリファラル専用ポータルで、従業員は自社の採用情報を検索し、自身のSNSアカウント経由で簡単に知人と共有できる。知人を紹介した従業員には、選考の進捗状況が定期的に通知される。紹介者に支給するボーナスや景品などのインセンティブを管理する機能も備え、金額や支給するタイミング、支給状況を確認できる。知人を紹介するごとにポイントを付与し、従業員の参加を促進するゲーミフィケーションの要素もある。顧客はLenovo、PayPal、Walmart、Whirlpool、Intuit、CapitalOneなど。年間の利用料金はサブスクリプション型(会社規模によって異なる)。2019年にJobviteに買収された。
SmashFly
CRM、キャリアサイトの制作、チャットボット、採用イベントの管理、アナリティクスといった機能を1つにまとめた総合採用マーケティングプラットフォーム。「SmashFly CRM」は、特定の職種に求められるスキルや資格、学歴、ジョブデスクリプションを設定すると、自社のキャリアサイトやSNSなどあらゆるソース経由で収集した大量の人材情報の中から、AIがスキルや会社への興味の高さをもとにおすすめの候補者をスコアの高い順に表示する「Pipeline Intelligence」機能を備える。その他、文章や画像、動画など、メールに追加したい素材をドラッグ&ドロップするだけで、メールメッセージのテンプレートを簡単に制作できるメール編集機能などもある。2019年11月に採用ブランディングやタレントマーケティング技術を提供するSymphony Talentに買収された。
Snagajob
飲食店、小売店、宿泊施設などのパートタイムの仕事に特化した求人サイト。職種と地域を入力し、勤務時間(フルタイム、パートタイム)、業種、「急募」や「ティーン向け」といった条件で絞り込み検索する。2000年に開設。登録者数は9,500万人超。空き時間に自由に働けるシフト検索アプリ「Snag Works」もワシントンDCやフロリダ州オーランドなど一部の都市を対象に提供している。
Stack Overflow
プログラミングに関する質問や回答を投稿・編集するプログラマーのためのQ&Aコミュニティサイト。質問、回答、編集内容に他のユーザーがプラス投票すると、信用度が上がる。求人情報も利用するテクノロジーの種類や年収や福利厚生などで検索できる。企業向けのサービスとして、求人広告の掲載、登録者プロフィールの検索、企業ページの開設などがあり、Amazon、eBay、Google、Twitter、The Washington Post、Trivago、楽天といった企業が利用している。登録ユーザー数は世界で1,000万人を超える。日本語版サイトもある。
Stella
最終選考に残ったが、給与など何らかの条件が合わず、採用されなかった2番目に優秀な“銀メダリスト”の人材の情報を他社と共有するシェアードタレントネットワーク。企業は不採用者に招待メールを送信し、プラットフォームへの登録を促す。ほかの企業がその人材を採用すると、人材を紹介した企業には手数料が支払われる。NASA、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)、スタンフォード大学のリーダーが開発したAI技術で求人と自動的にマッチングする。
SwoopTalent
さまざまな分野の1億6,000万人以上のデータをプライベートなクラウド上に保有するデータ管理ソリューション。その中から求人にマッチする消極的候補者を特定、ランク付けする。紙の履歴書を瞬時にデータ化し、候補者のSNSアカウントにリンクする。企業は自社のATS、候補者マーケティングシステム、スプレッドシート、インターネット上のデータなどを1つに統合し一括検索できる。人材を探すだけでなく、SwoopTalentの「Facebook Job Board App」を通して自社のFacebookページに求人を掲載できる。
Talemetry
カナダの採用マーケティングプラットフォーム。企業内のATSとシームレスに接続し、1つのインターフェースで簡単に候補者をソーシングし、アウトバウンドマーケティング活動で候補者とエンゲージできるCRMを提供する。また、携帯端末に対応し、SEO対策を施したキャリアサイトを作成できる「Talemetry Career Sites」や、採用情報やソーシャルリクルーティング用のコンテンツをAppcast、Glassdoor、Indeed、LinkedIn、Recruitics、USAJobs、Monster、ZipRecruiter、CareerBuilder、DiceといったジョブボードやSNSに自動配信する「Talemetry Job Broadcast」といった商品もある。2019年にJobviteに買収された。
TalentBrew
TMP Worldwideの採用マーケティングソフトウェアプラットフォーム。360度カメラを利用したオフィス内のバーチャルツアー、採用情報の高度検索、求人やその他新着情報のプッシュ通知といった機能を備えるキャリアサイトを制作できる。ATSに保存した採用情報は同サイトに自動掲載される。ウェブページを企業が自ら制作し、掲載コンテンツを管理できる。
Talent Feed
HiringSolvedの人材マッチングおよび検索エンジン製品。顧客のATS、CRM、HRISに保存されているデータを自動更新し、連絡先、職歴、学歴、スキル、SNSのプロフィールといった情報を追加する。
TalentNeuron
人材の需給バランスについてのリアルタイムデータを提供するタレントマーケットインテリジェンスプラットフォーム。特定の職種の求人または人材が最も多い都市、求人件数が多い企業、給与相場などを検索できる。
Yello
人材の発掘や面接日時のスケジューリング、選考を自動化する採用プラットフォーム。AI搭載の日程管理ソフトウェア「Advance」は、候補者が都合のよい日時を選択するランディングページの制作、自動チャットによる候補者のスクリーニング、送信メッセージのテンプレートといった機能を備え、GmailやMicrosoft Outlookの予定表と同期。予定が近づくと、リマインダーを自動送信する。Taleo、Workday、Kenexa BrassRingといった主要ATSともシステム連携可能。その他CRM「Source」や採用イベント管理システム「Engage」も提供。顧客企業はWalmart、Johnson & Johnson、Spotifyなど。世界70カ国、15カ国語で利用されており、Fortune 500企業のうちの約100社が使っている。
ZAPinfo
検索エンジン、SNS、主要ジョブボードなどに載っている基本的な連絡先情報、履歴書、プロフィールといったデータを、100種類以上のCRM、ATS、採用マーケティングプラットフォームにワンクリックでインポートできるChrome拡張機能。データは氏名、社名、職種名、業種名など適切な欄に自動入力される。採用や営業プロセスの一部を自動化する。登録ユーザー数は約8,500人。
ZipRecruiter
求人マーケットプレイス。1回の投稿でジョブボードやSNSなど100以上のウェブサイトに求人広告を配信する。求職者がアプリで求人を検索すると、機械学習技術により、掲載求人の中から条件に合うものを表示する。2018年に企業向け最新ツール「Candidate Calibration」を発表。企業が求人広告を掲載すると、求職者が他にどんな企業に興味を示しているか、特定の求人情報を何回検索したか、求職者のプロフィールが企業が過去に興味を示した他の求職者のプロフィールとどの程度似ているかといった情報をもとに、AIを活用したマッチング技術で自社のデータベースの中から適した人材を見つけ、企業に提案する。企業が一人ひとりを「いいね」「よくないね」ボタンで評価すると、それをもとに企業がどのような人材を求めているのかAIで分析。求職者の役職、スキル、経験年数、地域、履歴書の長さ、応募率などをもとに最も適した人材を特定し、スカウトメールを送る。1,000万人の求職者と10万社の企業が登録。