Works 182

AI時代、私たちはどう働く

2024年02月発行

特集



●Section1 AI時代の労働観
・AI議論に欠けている受け手側の感情 人は小説に何を求めるのか
・真の課題解決のためにAIを使い倒す 日本の勝機は「物魂電才」にあり
・AIの進化が社会の矛盾を解決するわけではない 批判的な視点で、活用のあり方を広く議論すべき

Column 薄っぺらい生成AIブーム 原則は「利用しても頼らない」

●Section2 AI時代の社会と格差
AIの活用実態
活用度が高い人は全体の8% 仕事やキャリアへの満足度が高い人ほど活用
AIと失業
「指示される仕事」AIで代替 人の技術的失業が加速
AIと権利
技術革新・普及のためにも人権を守るガードレールが必要
AIと働き方
アプリ導入後「配達荷物は倍増」「AIは無理して働かせるためにある」アマゾン配達員が語る過酷な現状

Column 生成AIの登場でアメリカでの仕事・生き方はどう変わったのか

●Section3 AI時代の能力とキャリア
AI ×職業
生成AIが非定型的タスクまで代替可能に 影響を受ける規模は930万人に
AI ×創造性
『ブラック・ジャック』新作制作で見えてきた人とAIの協業の現在地と未来
AI ×能力
AIの「もっともらしさ」は大きなコスト 人は読解力で世界を解釈し直してほしい
AI ×キャリア
AI時代にこそ「自分らしい働き方」に価値がある

Column 人はディープフェイクを判別できない 重要なのは「健全に吟味」すること

●Section4 AI時代の企業が描く仕事の未来
・組織としてAIに向き合い3年でオペレーション業務6割削減を目指す/サイバーエージェント
・AIで達人の介護をモデル化 よいケアを全国の施設へ/静岡大学、あおいけあ
・「モザイク掛け」を自動化 単純作業の9割削減に成功/日本テレビ、NTTデータ

編集長まとめ:「薄っぺらいブーム」で終わらせない 社会課題の解決という視点での活用議論を/浜田敬子(本誌編集長)

連載

FROM EDITORS
本誌に掲載されているデータは2024年01月23日現在のものです。