Works 75

「ダイバーシティ」を超えて

2006年04月発行

特集



はじめに 人材の多様性とユニバーサルデザイン

編集担当 五嶋正風(本誌)

「理由」 何のためのダイバーシティか 数値目標ではない、価値創出を

ビジネスの成果につながる 多様性の導入と組織変革
谷口真美氏(早稲田大学大学院商学研究科 助教授)

個人の努力と責任の上に 成り立つ豊かな社会像
坂東眞理子氏(昭和女子大学副学長・理事 女性文化研究所長)

多様な人材を生かすため 「合理」の視点から見直す
樋口美雄氏(慶應義塾大学商学部 教授)

多様性は「課題」ではなく 活かされるべき「強み」/P&G

ビジネスモデル変容で高まる 外国人社員プロ化への期待/三菱商事

「女性」 キャリアをもっと柔軟に考え 組織と個人が歩み寄るには

なぜ増えない女性管理職 「二大理由」は本当なのか
石原直子(ワークス研究所研究員)

女性のキャリア形成における ライフ・イベントの影響
徳永英子(ワークス研究所研究員)

専業主婦106人に聞いた 「なぜ私たちは働かないか」
渡邉圭子(ワークス研究所客員研究員)

店長にも週休2日と時短を 職務革命で女性を活性化/ユニクロ

男女はイコールパートナー 8割が満足する育児休業とは/花王

女性管理職を3倍に 育児との両立支援も/帝人

「時間」からの解放が必要だ
工代将章(本誌編集長)

「高齢者」 「仕事に求める価値」を見極めて 画一的な働き方を脱する

「再雇用」一本槍でいいのか 4つの就労タイプの提案
福島さやか(ワークス研究所研究員)

高年齢期における 就業価値観の変化
笠井恵美(ワークス研究所主任研究員)

熟・壮・青の一体化で 再雇用率87%を実現/ダイキン工業

出資できるのは60歳以上 高齢者に優しい製品を/ジーバ

「働く」ことのパーソナル化
工代将章(本誌編集長)

「組織」 多様な人が生き生きと働ける「ユニバーサル」組織 成立の要件
西山徹也(ワークス研究所主任研究員)/益田 勉(ワークス研究所客員研究員)

おわりに 男性正社員を標準とした組織モデルの限界
大久保幸夫(ワークス研究所所長)

■連載

・ハイ・パフォーマンスを生む現場を科学する 野中郁次郎の成功の本質
第25回 サントリー/伊右衛門
監修 野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)


・決断の瞬間
和佐見 勝氏(丸和運輸機関 代表取締役社長)

・著者からのメッセージ
『組織文化のマネジメント』
出口将人氏(名古屋市立大学大学院経済学研究科助教授)
『団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」』
村田裕之氏(村田アソシエイツ代表)
『グラミン銀行を知っていますか』
坪井ひろみ氏(秋田大学工学資源学部助教授)


・カタリスト 人と組織の新・論・点
竹中ナミ氏(社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長)

・成長の危機 ひとと組織を救う多様なキャリア
高橋俊介氏(慶應大学大学院教授)/ワークス研究所 共同研究プロジェクト
最終回 多様な成長のありかたを実現する処方箋