Works 72

企業組織のDNA

2005年10月発行

特集1



はじめに ゆく河の流れは絶えずして・・・

第1章 企業DNA論への招待
Part1 鼎談 人や組織はもっと生命から学ぼう
加藤良平氏(情報ハブ代表取締役)/野田稔氏(多摩大学経営情報学部助教授、リクルートフェロー)/工代将章(本誌編集長)

Part2 持続的競争優位を実現する企業DNAモデル
高津尚志(リクルート HCソリューショングループ エグゼクティブコンサルティングディレクター)

Part3 調査から判明したDNA生成過程とタイプ分類
豊田義博(ワークス研究所主任研究員)/白石久喜(同研究員)

Part4 経営理念の浸透度と企業業績の関係
渡辺光一氏(関東学院大学経済学部助教授)/岡田正大氏(慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授)/樫尾直樹氏(慶應義塾大学文学部助教授)

第2章 企業社会の現実から考える
Part1 企業DNAをどうマネジメントするか
ひたすら実験、理論は後から 80年間生き続けるDNA/島津製作所
先進性は折り紙つきの「信条」 業績向上への強い意志も存在/ジョンソン・エンド・ジョンソン
DNAの意味が変わった トップ交代でバリューを見直す/GE
共生と和を大切に336年 新しいことへのあくなき追求/岡谷鋼機
形骸化した信条を価値観に刷新 従業員もその過程に参加/IBM
DNAを体現するリーダー 理念や価値観の整備急ぐ/東京スター銀行
従業員調査による 「損害DNA」の発見/東京海上日動火災保険

Part2 米国企業に学ぶ-組織の破壊的変化とDNA
デビッド・クリールマン氏(人材コンサルタント、クリールマンリサーチCEO)

第3章 DNAの進化を促す経営
Part1 企業の発展段階とDNAマネジメント
荻野進介(本誌)

Part2 学習という側面から見た企業DNA
高間邦男氏(ヒューマンバリュー代表取締役)

Part3 進化をどうデザインするか
工代将章(本誌編集長)

特集2



Part1 人事組織革新へ 的確な言語の創造を/永井隆雄氏(組織人事コンサルタント)
Part2 共有できる文脈を活かす-企業の現場で
生活体験と結びついて言葉は実感される/尼崎彬氏(学習院女子大学教授)

■連載

・ハイ・パフォーマンスを生む現場を科学する 野中郁次郎の成功の本質
第22回 サッポロビール/ドラフトワン
監修 野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)

・リーダーの軌跡 最終回
古野庸一(リクルートマネジメントソリューションズ キャリア開発グループマネジャー)

・著者からのメッセージ
『会社はだれのものか』
岩井克人氏(東京大学経済学部教授)
『認められたい!』
大田肇氏(同志社大学政策学部教授)
『職業外伝』
秋山真志氏(フリーランスライター兼エディター)


・カタリスト 人と組織の新・論・点
原田明子氏(ジョブカフェちば プロジェクトリーダー)

 

・成長の危機 ひとと組織を救う多様なキャリア
高橋俊介(慶應大学大学院教授)/ワークス研究所 共同研究プロジェクト
第3回 第三の道 キャリアチェンジ