Works 58

就職を科学する

2003年06月発行

特集1

就職を科学する

はじめに 就職活動と一皮むけた経験
荻野進介(Works編集)

第1章 就職人気企業とは何か
Part1 過去40年ニッポンの就職を振り返る
須釜憲一氏(ファンケル 執行役員 人事部長)
中島 豊氏(ギャップジャパン 人事部長)
木谷 宏氏(ニチレイ 総務企画部 人財チームリーダー)
金井壽宏氏(神戸大学大学院 経営学研究科 教授)
橋爪大三郎氏(東京工業大学大学院 社会理工学研究科 価値システム専攻 教授)

Part2 ランキングからはわからない人気上位企業のイメージを探る
ジェイティービー/就職希望はトップなれど就職意向は低いとはこれいかに?
博報堂/ピンポイント・ターゲットが功を奏し、意向度の高さを実現
日産自動車/リバイバルプラン早期達成が、評価向上の最大の牽引車
東京海上火災保険/就職意向者による評価度アップは、採用活動成功の証か?
松下電器産業/優等生的評価をいかに実績に化するかが急務の"純"日本企業

第2章 就職活動を解析する
Part1 主客問答 学生の企業間の変化と転機イベント
加藤敏子氏(立教大学 キャリアセンター 副部長)
金子千枝子氏(東京電機大学 キャリア支援センター課長)
野田 稔氏(多摩大学 経営情報学部助教授/リクルート フェロー)

Part2 大学生調査から浮かび上がった4パターンの転機イベント
渡辺三枝子氏(筑波大学 教授)
吉田智春(リクルートエイブリック ITCA1グループ キャリアアドバイザー)

第3章 学生が成長する就職、企業が繁栄する採用
Part1 環境変化に対応したよりよい採用手法の模索
NTTドコモ
三井住友銀行

Part2 最適人材の採用と成長を可能にするもの
古川一郎氏(一橋大学大学院 商学研究科 教授)
コラム セイコーエプソンの挑戦

Part3 おわりに 採用現場が忘れてはいけない「リアル」
白石久喜(ワークス研究所 研究員)
就職活動こそ大きな成長の機会 佐野一郎(本誌編集長)

特集2

アメリカ型採用新技術・新手法が変えた採用と、変えられなかった採用

I .経済爛熟と人材獲得競争が雇用・就労に地殻変動を
II .ITをキーとした新手法・新技術の現在
III.「人手」を中心にした従来型ソリューション
IV.最善の採用手法は、「採用関連者の姿勢」

■連載

・著者からのメッセージ
『知識創造の方法論――ナレッジワーカーの作法』
野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)
紺野 登氏(コラム 代表/多摩大学大学院 客員教授)

『リフレクティブ・フロー』
栗木 契氏(神戸大学大学院経営学研究科 助教授)

『男と女のすれ違いはすべての言葉で起こっている』
バーバラ・アニス氏、ジュリー・バーロウ氏 訳/窪嶋優子氏

・リーダーの軌跡
新浪剛史氏(株式会社ローソン 代表取締役社長)

・カタリスト 人と組織の新・論・点
須磨久善氏(葉山ハートセンター 院長) 命を救い、命を伝える

・ハイ・パフォーマンスを生む現場を科学する 野中郁次郎の成功の本質
第8回 黒川温泉観光旅館協同組合/黒川温泉
監修 野中郁次郎(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)

・DATA COLUMN データは口ほどにモノをいう
転職者の半数は、業種も職種も異なる職場へと身を転じている
豊田義博(ワークス研究所主任研究員)

・人材マーケットの「論点」甲論乙駁
リーダーシップに関して、研修でできること、やるべきこと。