Works 107

若手を見る目、活かす力はありますか?

2011年08月発行

特集



はじめに:“頑張れない若手”の問題は、本当に若手の問題か

●SECTION1―育ってきた背景から探る若手人材の“等身大”
ゆとり教育はなぜ始まったのか 育てたかった人材は育っているのか
/藤田晃之氏(文部科学省国立教育政策研究所生徒指導研究センター 総括研究官)、佐藤 勝氏(品川区立旗台小学校 校長)
COLUMN 自立した人材育成を目指し、児童・生徒の課題に応える方向へ
/辰巳哲子(ワークス研究所 主任研究員)
生き残りをかけた変化の只中にある大学 学び方、育て方の多様化を推進
/小林 浩(リクルート 進学カンパニー 『カレッジマネジメント』編集長)
環境対応しパラダイムを変えてきた20代 彼らの特徴を矯正するのか、活かすのか
/豊田義博(ワークス研究所 主幹研究員)
COLUMN 常に誰かとゆるやかにつながりを持つ20代は旧世代には見えないものが見えている?
/遠藤 諭氏(アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所 所長)
本当に“頑張らない”“自立的に動かない”? 取材から見えてきた“今どきの若者”の実像とは

●SECTION2―大学ゼミ、企業、起業……“活きてる”若手レポート
CASE1 神戸大学三品ゼミ・書籍執筆プロジェクト:“ヒップホップ型”の大学生が持つスタイルを活かしたマネジメントで、彼らの実力を証明
CASE2 島根県海士町のIターンたち:若手を積極的に受け入れ、島に新しい風を吹き込む。財政難からV字回復へ
CASE3 NTTドコモ商品開発チーム:全員が遠慮なく議論できる場があり、部下が自分の思いを貫ける環境がある
CASE4 日産自動車EVエネルギー開発部: 多様性が高く、ものが言いやすい風土と提案制度という仕組みの両輪で若手が育つ
CASE5 チームラボ:ルールもない。ヒエラルキーもない。透明な組織のなかで、若手が育つ
CASE6 『僕たちは世界を変えることができない。』の葉田甲太氏:結局、僕たちに世界を変えることなんてできない。それでも、僕らは何かをしたいと思うのだ
組織のヒエラルキーをパタンと横に倒し、若手と同じものを同じ視界で見て支援する
COLUMN 社会貢献への意識が高まれば高まるほど、職場とのギャップを強く感じる若者たち/兵藤千佳氏(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC) 助教)

まとめ: 若者はどんな新しい世界を見ているのか。異質で新たなものから学ぶために、まずは旧来型の思考を“アンラーン”する/中重宏基(本誌編集長)

■連載

・進化する人と組織
ユナイテッド・シネマ 代表取締役社長 宮田昌紀氏

・成功の本質 監修/野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)
第56回 釜石市の津波防災教育

・人事の哲学 ~大転換期を支える中国古典の智~
第十五話 シニアを組織で活かす要件

・CAREER CRUISING
伊藤達也氏(関西学院大学専門職大学院 教授)

・若手を腐らせるな
VOL.11 若手に“任せる”ということ

・Works Books Café
語り手/亀山郁夫氏(東京外国語大学 学長)

・言葉の魔法
石川 誠氏(いなげやウィング)
山下吏良氏(海上自衛隊佐世保地方総監部)


FROM EDITORIAL OFFICE
INFORMATION

本誌に掲載されているデータは平成23年7月19日のものです。