Works 83

バブル・ミドルの卒業

2007年08月発行

特集



はじめに バブル、ミドレッセンス

編集担当 五嶋正風(本誌)

第1章 新たなモデルを提示する
Part1 対談 起て、バブル・ミドル――卒業モデルの提案
野田稔氏(多摩大学経営情報学部教授) 高津尚志(本誌編集長)

Part2 調査データで探る「塩漬け」「卒業」の実態
豊田義博(ワークス研究所主任研究員) 五嶋正風(本誌)

バブル・ミドルが迫る「個を生かす経営」へのパラダイム転換 松丘啓司氏(エム・アイ・アソシエイツ代表取締役)

第2章 事例に見出す実現への道筋
Part1 卒業「ストーリー」――3人の場合
2度の卒業を経て発見「仕事らしい仕事」とは
河田卓氏(スミスメディカル・ジャパン代表取締役社長)

意外な配属、超え難い上司 活路は社内ベンチャーに
藤本弘道氏(アクティブリンク代表取締役社長)

「35歳限界説」は思い込み 攻め続け、学び続ける転職
初貝謙一氏(ネットワークセキュリティエンジニア)

自分でハンドルを握っているか
渡部洋子氏(リクルートエグゼクティブエージェントシニアコンサルタント)

Part2 越えるべき4つのハードル――企業の取り組み
「節目」の作り方 ミスミグループ
2年に1度の「がらがらポン」 キャリアを考え、育つ経営人材

キャリア自律促進の仕組み 博報堂
「粒違いのプロ」育成を 3つの観点から自律を推進

自律とコミットメントの両立 タマノイ酢
社内に多数の「知り合い」 お節介が育む「自立と成長」

卒業生とのよき関係 ソニーOB
良好な関係が維持できる秘訣 「我こそはソニー」な人の育成

Part3 外資企業の卒業モデル――その特徴と限界
太田直樹氏(アイエヌジー生命保険 人事担当常務執行役員)
安田結子氏(ラッセル・レイノルズ・アソシエイツ マネジングディレクター)

第3章 研究者・実務家「私の卒業論」
Part1 ミドルのキャリアを解き放つ財務自立
米田隆氏(慶應義塾大学キャリア・リソース・ラボ上席所員、LPL日本証券会長)

Part2 自律する組織人は存在しうるのか
鈴木竜太氏(神戸大学大学院経営学研究科准教授)
卒業モデルが成立する条件とは/淡輪敬三氏(ワトソンワイアット代表取締役社長)

Part3 キャリアチェンジとプロ化が促す次の成長
高橋俊介氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)

■連載
・ハイ・パフォーマンスを生む現場を科学する 野中郁次郎の成功の本質
第33回 未来工業
監修 野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 名誉教授)


・決断の瞬間
西川光一氏(パーク24 代表取締役社長)

・おもてなしの源流
最終回 むすび

・読んでみませんか
『茶の本』
『若き数学者のアメリカ』
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
『出現する未来』


・カタリスト 人と組織の新・論・点
茂山千三郎氏(大蔵流狂言師)