なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―
転職の課題を乗り越えるためには、まずその実態を明らかにしなければならない。
この報告書では、「転職希望者の87%は1年以内に転職していない」という事実を起点に、転職希望の程度や活動の状況に応じた課題と、「ブランク期間」「年齢」「転職回数」といったこれまで転職にまつわる都市伝説の真偽について、大規模データである「全国就業実態パネル調査」を用いた分析を基にまとめた。
働く人が自らの希望と選択によって転職できるような社会を実現するために、働く個人、企業、仲介サービス、政府のそれぞれが何をすべきか。それを考えるための一助として活用いただきたい。
- 目次
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はじめに 転職希望者の87%は1年後も未転職のまま
―転職者はどこでつまずいているのか
PART1. なぜ転職したいのに転職していないのか
<転職のイマ01>誰がどんな転職をしているのか
PART2. 転職の都市伝説は今も存在しているのか
<コラム>未経験職へ転職すると年収は下がるのか
<転職のイマ02>どのように転職をしているのか
PART3. 転職者は転職先で評価されているのか
<コラム>どうすれば転職者は定着するのか
おわりに 「転職迷子」の存在は社会課題