Keyword1 タスク再構築

2017年04月21日

従業員の職務を分解・再編し、付加価値を生む業務を見極め、生産性の高い働き方を実現

限られた人材を活用するためには、1人の業務を細かく分解し、サービスの付加価値を生み出す業務を明確にした上で、役割分担の見直しやマルチタスク化を推進することによって生産性の高い働き方を実現していくことが求められる(図6)。

ただ、担当分けを変え、IT を導入するだけではなく、根本からタスクを見直し、分解し、再編することが重要である。その分類の仕方は下記の4 つが考えられる。

タスクを再構築することによって、総労働時間は短縮される一方で、労働時間の密度を高めていくことができる。

  1. 【タスクを捨てる】
    顧客にとって付加価値がない業務は捨てる
  2. 【タスクを無人化する】
    効率化できるタスクはIT化やテクノロジーによって代替し、効率を高める
  3. 【タスクを切り出す】
    画一的なタスクは集中して切り出す
  4. 【タスクをプロ化・マルチ化する】
    付加価値の高い「顧客と直接触れ合う仕事」はスキルの高いスタッフが行うように組み合わせ、マルチタスク化する