21世紀のキャリアを考える研究会

2010年度の研究テーマは、「人材育成・成長」。人材育成の方法をもっと形式知化してみようという、壮大な夢を掲げて研究活動を行いました。

プロジェクトの概要

人材育成・成長

2010年度は、もっとも古くて新しい「人材育成・成長」をテーマに1年間研究を行います。

企業の競争力の源泉は「人材」に他ならないということは、常に語られてきたことですが、現実にはそのための投資(金銭的・時間的)は、景気に左右されやすい不安定なものでした。また、人材育成のための方法も、OJTという名の「暗黙な」ものであり、必ずしも計画的、科学的なものではありませんでした。

そこで、人材育成の方法をもっと形式知化してみようという、壮大な夢を掲げて研究活動を行うことにしたのです。

グローバル化の進展、高齢化(職業寿命の長期化)、経済成長の鈍化による豊かな経験機会の喪失、イノベーション・変革への期待の高まり、など、改めて人材育成にフォーカスを当てる理由は多々あります。

ひとつは企業内人材育成モデルの構築という視点から、ひとつは個人の持続的成長という視点から、そしてもうひとつは人的資本を高める教育や職業訓練政策のあり方という視点から、研究を進めてまいります。

プロジェクトの内容

研究テーマ:キャリア観・仕事観/人材開発・成長のモデル

各業界のリーディング企業14社とともに、

  1. 変容するワーキングパーソンのキャリア観・仕事観
  2. 人材開発のモデルについて、従業員リサーチをもとに検討。(定量調査5,716サンプル、インタビュー調査115サンプル)。
    キャリア観の実態、形成プロセスと、人材開発モデルを解明し、今後の人材マネジメントの方向性を打ち出す。
    慶応義塾大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボとの共催。

研究レポート