求職トレンド調査2015
経済活動のグローバル化と情報通信技術の発達によって、世界中で求人・求職行動に大きな変化が生じています。その実態を明らかにするために、ボストン コンサルティング グループ(BCG)とリクルートワークス研究所は共同でリサーチを実施し、 2015年12月にレポート「求職トレンド調査2015」をリリースしました。
世界規模で過去最大級の調査、「入職経路」を明らかに
本調査は、2014年に求職活動を行った世界13カ国の13,000人以上の雇用者を対象としています。13カ国の雇用者数の合計は約17億人で、世界の総雇用者人口の59%にのぼります。求職者の動向を探る国際的な調査では、過去最大級の規模です(回答は主にインターネット経由、ウェイトバック集計)。
とりわけ、実際に仕事を得た人(入職者・転職者)の求職行動や「入職経路」にフォーカスしています。入職経路とは“利用したすべての(求職)手段のうち、現在の仕事を得る上で最も有効/重要だった手段”を示すものであり、これを国際比較可能な形で明らかにした点が本調査の大きな見所となっています。
ここからは「求職トレンド調査2015」のポイントとなるデータを、インフォグラフィックでご覧ください。
多種多様な求職手段を示したユニークな調査
「求職トレンド調査2015」は、グローバルな労働市場における求職者の行動について、国際比較可能な形で包括的に把握した点で、極めてユニークな調査です。本調査に携わったリクルートワークス研究所主任研究員の久米功一は、次のように語っています。
「今回の調査によって、求職手段や入職経路の多様性を改めて確認することができました。よりつぶさに眺めれば、各国における転職の効率性や労働市場の健全性を比較して評価できるかもしれません。企業の人事担当者、求職者、政策担当者、研究者に本調査を有効活用していただければありがたい。今後は、求人・求職行動の新しい動向・兆しも織り込んでいきたい」
調査報告書の全文は、以下からダウンロードいただけます。本調査が、求人・求職活動に関わっているすべての方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。