学びとキャリアの未来プロジェクト
2011年度の研究テーマは「未来予測2020」。10年後の人と組織は、どうなっているのかを、さまざまな角度から探索しました。
プロジェクトの概要
未来予測2020
2011年度の研究テーマは、「未来予測2020」。10年後の人と組織は、どうなっているのかを、さまざまな角度から探索することとしました。
日本の労働力人口は、すでに減少し始めています。若年労働力はこの10年で激減し、さらに減少を続けます。そして、労働力人口のピークであるバブル入社世代・団塊ジュニア世代が50歳前後となり、日本の労働力はかつてない人口ピラミッドとなります。
ますます進むグローバル化。中国、インド、アセアン諸国などのアジアの台頭などにより、日本の国際的な地位が低下し始めています。日本の経済成長を危ぶむ声が、いたるところから聞こえてきます。
ほかにも、さまざまな社会環境変化が予期される中で、企業の雇用は、人材マネジメントは、どのように変わっていくのか。働く個人の意識や行動には、どのような変容が起きるのか。そして、労働市場に、教育機関に起きる変化は何か。
未来研究に、正解はありません。科学的な手法には限界もあります。しかし、データに基づくシミュレーション、多くの知見を集約しての未来シナリオ作りなどなど、さまざまなアプローチによって、この壮大なテーマに取り組んでいきます。
プロジェクトの内容
研究テーマ:社会人の学習意欲を高める
社会人の学習意欲の現状と未来の学習意欲について、バックキャスティングの手法を用い、高校生からミドル、シニアにおける学習意欲の実態と未来の学習意欲について検討した。また高卒就職者のキャリア形成プロセスや日本人学生の海外勤務志向の分析、シニアの学習意欲と大学院活用などについて分析を行った